あっという間に夏になるわね
今から子どもと一緒に対策をしておきましょう
熱中症とは
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことをいいます。
(全日本病院協会より)
熱中症で起こる不快な症状は体温の上昇によるものです。
本来なら、暑い時は体から汗をだすことで体内の熱を放出して体温上昇を防ぐことができます。
しかし、体内の水分や塩分が足りなくなると、体内の熱がこもってしまい熱中症になってしまうのです。
1年を通して比較的過ごしやすい気候5月でも、体が暑さに慣れていないと急に暑くなった日に熱中症をおこしやすくなります。
特に子どもは体温調節機能が未発達だったり、地面からの照り返しの影響を強く受けたりと熱中症のリスクが大人よりも高いです。
夏が始まる前に子どもと熱中症について話す機会を設けましょう。
子どもに伝えるべき熱中症予防のポイント
難易度:(準備がないので気軽)
①熱中症になぜなるか
伝えるべきポイントは
- わたしたちの体は「お水」があるから元気でいられる
- 暑い日に外で遊んでいると体からどんどん「お水」がなくなってしまう
- 「お水」がなくなると、のどが渇いたりムカムカしたり頭が痛くなる
- 倒れちゃうかも?そしたら救急車を呼ばなきゃいけないね
といった、お水がなくなると具合が悪くなるということです。
年齢に応じて「熱中症」という言葉を用いてもよいと思います。
②どうしたら熱中症にならないか
子どもの熱中症予防のポイントは2つです。
ひとつは水分をこまめにとること
もうひとつは具合が悪くなったらすぐに大人に言うこと
水分補給は、少しずつこまめに、のどが渇く前に飲むように伝えます。
汗をかくと水分だけでなく塩分も失われるので、子どもにはスポーツドリンクなど塩分を含んだ飲み物をもたせるようにします。
外だけでなく、室内でも具合が悪くなることがあること、そうなったときはすぐに大人に言うように伝えましょう。
他にも、
- 外に行く時は必ず帽子をかぶる
- 30分に1回は日陰に入って休む
- 汗をかいたら着替える
- 早く寝て体を休める
- 食事は好き嫌いをしないで何でも食べる
といったポイントがありますが、まずは「水分補給」と「体調の変化を伝える」ことを習得できるようにしましょう。
熱中症予防は夏前、今頃の時期からの予防や健康教育が大切です。
ぜひご家庭で熱中症について話し合ってみてください。