緊急事態宣言を受け、保育園でも感染予防の対応に追われているかと思います。
「うちの園の予防策はあっているの?」「他にどんなことをプラスしたらいいの?」と悩んでいる保育園も少なくないでしょう。
今回はわたしが勤務している保育園での新型コロナウイルス対策について紹介します。
保育園の新型コロナウイルス対応
園児、職員、来客の体温測定、健康状態把握
園児は登園前に自宅で、登園時に保育室で必ず検温をしています。37.5℃以上あれば、その時点でお預かりできないことを伝えています。また、持続する咳がある場合も同様にお預かり不可としています。
職員も朝晩に自宅で、出勤時に事務所で検温をします。発熱やその他感冒症状があれば、欠勤もしくは在宅勤務になります。新型コロナウイルス罹患者と接触がある場合は保健所に連絡し、保健所の指示の元自宅待機となります。
給食の食材を運搬業者、健康診断を行う嘱託医など、靴を脱いで保育園に足を踏み入れる人も同様に検温を行って記録しています。玄関で受け取る宅配業者などは検温をしていません。
誕生会や季節の行事の中止
毎月行っている誕生日会や、入学式、子どもの日、七夕などの季節の行事は中止になりました。
代わりに、各クラスごとで活動の一種として、行事の制作物で遊ぶ機会を設けています。
健康診断や歯科検診の中止
行政からの要請で健康診断や歯科検診は中止となりました。
月1回、年2回、など各自治体で決まっている健診の回数も、今年度は下回っていてよい、とされています。
消毒
いままでも消毒に使用していた次亜塩素酸ナトリウムを使っています。
濃度は濃くしたりせずそのままで、雑巾に含ませて使用しています。
出勤後すぐ、午前活動の合間、午睡時、午後活動の合間、夕方、遅番時、とこまめに消毒しています。
換気
3密が避けられない保育園、換気は重要です。
窓を開けっぱなしにすることはできませんが、こまめに10分程度の換気をするように心がけています。
特に午睡中は園児が窓で遊ぶリスクも少ないため、換気タイムにすることが多いです。
行政との情報共有、正しい情報を得る
行政からの連絡は必ず全職員で確認するようにします。
要請内容によって保護者対応も変わるので一貫した対応ができるように準備をします。
また、ポスティングやFAXで「新型ウイルスに効く水」といった広告がされることがありますが、正しい情報かどうか必ず確認するようにしています。
以上がわたしが勤務する保育園での新型コロナウイルス対策です。
感染予防行動が未熟な乳幼児が集まる施設なので、大人たちの行動が園児を守ることにつながります。
一緒に子どもたちの健康を守っていきましょう。