保護者
子どもが便秘気味。食事に気を付けたりマッサージをしたりしているけど、あまり効いてなさそう…
病院にいったらどんな治療をするんだろう?薬を使うと癖になるのかしら?
看護師
排便はからだからのお便り。子どもの便秘について紹介します。
子どもの便秘とは
よい排便習慣とは以下の通りです。
大腸に便が滞っていて、スムーズな排便でなければ全て便秘です。
子どもは「僕、どうやら便秘のようだよ!」と訴えることはできません。
- お腹が痛い
- 食欲がない
- 嘔吐する
- 元気がない
- そわそわと落ち着かない
- 排便時痛
- 肛門出血
- 排尿障害
上記のような便秘に付随する症状で、子どもは便秘を訴えています。
また、便の性状からも便秘かどうかを判断できます。
(排泄ケアナビ)
1~2は大腸の停滞時間が長く、便秘と判断されます。
子どもの便秘の予防・治療法
便秘の予防法
便秘の予防にはよい排便習慣をつくることが重要です。
よい排便習慣をつくるために
- 規則正しくバランスのよい食事
- 早寝早起き、十分な睡眠時間の確保
- 適度な運動
- 過度なストレスがない
- 安心できるトイレ環境
便秘の治療法
「よい排便習慣」を見直しても便秘が改善しない場合は、病院を受診し便秘の治療を開始しましょう。
排便時の痛みが強く、排便恐怖状態になっている子どもは、便性の改善や快便状態の維持が目標になります。
便秘の治療法には「内服薬で腸内から刺激する方法(緩下剤など)」「肛門から刺激してだす方法(綿棒刺激/浣腸/座薬)」があります。
子どもに便秘の薬を使ったら癖にならない?
なりません。子どもの便秘治療で使用する薬:緩下剤(酸化マグネシウム、モニラックなど)は習慣性がないので、使い続けても大丈夫です。
子どもの便秘、お役立ちサイト・本のご紹介
このページは以下のウェブサイトを参考にしています。
子どもの便秘についてのパンフレットや紙芝居、ぬりえ、排便日記などが掲載されているのでぜひご覧ください。
また、小児外科医の中野美和子先生の著書「赤ちゃんからはじまる便秘問題」は、Amazonでの評価も高く、便秘で悩む保護者の方の強い味方となっています。
こちらもあわせてご覧ください。
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看護師
快便は健康のバロメーター。
よい排便習慣をつけ、困ったときはお医者さんに相談しましょう。
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