ついこの間まで大丈夫だったのにどうしたのかしら?
ここでは子どもがお風呂に入りたくなるアイデアをご紹介します。
子どもがお風呂に入りたくない理由
どうして子どもは湯船に入りたがらないのでしょうか。考えられる理由をまとめました。
①お風呂以外のことがしたい
遊びたい、眠い、おなかが減った…など他のことに興味があるとなかなか次の行動はできません。「○○がしたいからお風呂にまだ入りたくない!」と言える大人と違い、子どもは言語化することがまだ苦手です。また「眠い×空腹」といった複合パターンもあるため、問題をひとつ解決しても嫌がることもあります。
②お湯の温度が熱い
いつもと同じ温度設定でも、外気温や湿度によって熱いと感じたりぬるいと感じたりすることがあります。夏は38℃、冬は40℃程度が目安と言われていますが、入浴前に手でお湯の温度を確認するようにしましょう。
③体調が悪い
体がだるい、お腹が痛い、気持ちが悪い、手足が痛いといった不調を「全部イヤ!」という表現で表している可能性も考えられます。無理やりいれようとするとさらに体調が悪化する恐れがあるため、直前の体温や食事や排泄状況などの情報を得ておきましょう。
④お風呂が怖くなる事件があった
お風呂=怖いもの、と思い込んでしまうこともお風呂を嫌がる原因のひとつです。よくあるのが、水が目の中に入って痛い&怖い思いをしたという体験。ご家庭以外の場所(保育園や幼稚園など)で起こっている可能性もあるので、連絡帳などで担任の先生に相談してみましょう。
子どもがお風呂に入るためのアイディア
①やりたいことは今すぐするか、お風呂後にするかを決める
子どもが湯船に入りたくない理由①が明確になっているのであれば、それを今するか、お風呂後にするかを決めましょう。そのときの子どもの欲求度によって優先順位は変わりますが、例えば「遊びたい」ならばお風呂中でもできます。
お風呂に持ち込めるおもちゃならば持ち込み、それ以外のおもちゃ(例えば絵本)ならば「お風呂はビニールボールのおもちゃで、でたら絵本を読もうね。絵本は○○ちゃんがでてくるまでここで待ってるね!」と声をかけてあげるとよいでしょう。
②浴室の環境を整える
子どもはこの体温調節機能が未熟なため、気温の変化によって体が冷えたり熱がこもったりしてしまいがち。特に体が冷えやすくなる冬場の入浴前は、脱衣所を暖かくする、浴室を温めておくなどあらかじめ対策をすることが大切です。お湯の温度も適正かどうか手肌で確認するようにしましょう。
③楽しいお風呂場作りをする
子どもが「お風呂に入りたい!」と思うようなお風呂場作りのアイデアにはいろいろなものがあります。
また『自分やパパママの体を洗う』ということを遊びにするのもお風呂が楽しくなる工夫のひとつです。「きれいになったね」「上手に洗えたね」「洗ってくれてありがとう」といったポジティブな声かけもしていきましょう。
お風呂イヤイヤ!は意思表示ができるという成長のひとつ。
子どもの成長にあわせて楽しいお風呂時間をつくっていきましょう。