夏は、熱中症や水の事故、生活リズムの乱れによる体調不良など気を付けなければならないことがたくさんあります。
今回は7、8、9月に行うとよい健康教育についてご紹介します。
看護師
子どもたちが楽しい夏を過ごせるように介入しましょう
【4~6月】保育園での健康教育【月別】保育園で行う健康教育・保健指導は、子どもを病気やケガから守るための「予防」となります。
毎月どんなテーマで行うか迷う方も多いのではない...
月別の健康教育(7~9月)
7、8月
7、8月は暑さが本番になる季節。
この時期に気を付けたい熱中症や水遊びについての教育は、7月と8月それぞれ最低1回は行うようにしています。
繰り返し話すことで、保育園内だけでなく家庭での予防行動にもつながります。
熱中症予防
熱中症予防で子どもに知っておいてほしいことは2つあります。
ひとつは水分をこまめにとること、もうひとつは具合が悪くなったらすぐに大人に言うことです。
また、どうして熱中症が起こるのかを知ると、予防行動についてより理解が深まるでしょう。
熱中症が起こる原因や詳細な伝えからは下記リンクをご覧ください。
熱中症を知ろう
熱中症とは
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇...
プール(水遊び)前指導
プールに入るためのお約束は以下のものがあります。
- 熱を測ろう、具合が悪い時には入れません
- 朝ごはんを食べよう
- 夜はよく寝よう
- プールの前にトイレに行こう
- 準備運動をしよう
- プールサイドは走らない
- プールの中でふざけない
- プールからでたらお水やお茶を飲もう
最後に簡単な〇×クイズをだしてみても面白いと思います。
9月
生活リズムを整える
保護者がお盆休みだったり、きょうだいが夏休みだったりすると、いつもより就寝時間が遅くなったり、食事の時間がバラバラになったりする傾向があります。
生活リズムを整え、「元気でいること」の大切さを伝えましょう。
子どもたちへは以下のチェックリストに〇や×(好きなマークや絵でもOK)をつけてもらい、生活リズムを見直すきっかけにします。
生活リズムチェックシート
- 朝は気持ちよく起きれた?まだ寝たいって思わなかった?
- 朝ごはんはしっかり食べたかな?
- うんちは毎日でてるかな?
- テレビやゲーム、YouTubeばっかり見ていないかな?
- お風呂に毎日入ったかな?
- 夜遅くまで起きてない?早く眠れたかな?
もし朝ごはんを食べなかったら、うんちがでなかったらどうなるかな?と子どもたちに考えてみるのもいいでしょう。
楽しい夏を過ごそう!
今年(2020年)は梅雨が長引き、7月でも涼しい日が多かったように感じます。
しかし、これから厳しい夏の暑さが続くようになるでしょう。
夏を楽しく過ごすためにも季節にあった健康教育を計画していきましょう。
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